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4年に1度の2008年国際航空宇宙展一般公開日(パブリックデイ)に行ってきました。4年前は台風直撃だったので中止されたヘリ主体の飛行展示も今年は無事に見ることができました。海上でのホバリング時にはダウンウォッシュで飛沫が我々にも容赦なくかかり迫力がありました。横浜港を背景に10機前後でしょうか、迫力のある飛行を見ることができて満足でした。

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さて展示場に目を移しましょう。パブリックデイでは海外のメーカー、Boeing等は中に入れず模型展示だけと大変寂しい状況です。ビジネスに徹しているなあ(^^; エアバス社は入り口すぐ横の最高の場所でもあり展示も豊富で人だかりがすごかったです。こりゃ人気も出るよなあ。JAXAの存在感も今ひとつの中で今年は日本の民間や大学関係の出展が目を引きました。まずはやはりCAMUIロケットでしょうか。頑張って欲しいです。

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そしてカンサットとキューブサットをはじめとする大学関係の出展が豊富だし熱心だし展示は地味だけど大変楽しめました。それにしてもこんなに若い人材が育っているのに受け皿のなる就職先は少ないんだとか。ああなんてもったいない… こういう人材を大切に育てていける環境があれば日本の宇宙開発の未来にも期待が持てるのですが。

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大学と言えばやはり始祖とも言えるのはペンシルロケットでしょうか。M-Vの模型も展示してあり、こちらもやはり中止したのはあまりにももったい無い気がします。

今回は宇宙開発よりも航空関連の方が多かったようにも感じました。スバルのビジネスジェットとかU-2飛行艇とか目立っていたかな? あとはC-XにP-Xの自衛隊関係。ここもものすごく展示が充実していました。撮影禁止のステルス実験モデル「心神」の展示がひときわ目にとまりました。まず「でかい!」それにまるでSFから出てきたような流れるラインが美しい。ちなみに機体後部には回り込めないようになっていたのでその辺りに秘密があるのでしょうね。

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前回も前々回も展示してあったので日本最初のジェットエンジン「ネ-20」はもう感動が無いのですが、羽田航空宇宙科学館推進会議の展示にあった零戦の「栄」エンジンは感動しました。思ったよりも「大きい」!迫力がありました。

その後は宇宙開発史オフ会で美味しいビールと中華料理を堪能して充実した1日を過ごしました。次はまた4年後かな?